MickeyTounoのブログ

離婚紛争の理不尽を忘れないために

息子へのメッセージ

私は妻のしたことを許さない。妻が許されるようなことがあってはならない。それは、私が私であり、子供たちの父であり、他でもない妻の夫であるからだ。今、私のなかに妻への愛情は微塵もないが、19年間夫であったという事実から目を背けることはできないし、してはならない。私は夫としての責任を果たすため、そして子供たちに父は有言実行の人であったと示すため、必ず妻に責任を取らせる。これが揺らぐことはない。

ただ、子供たちは不憫だ。彼らは自分の母がしたことを知らず、今でも母を信じ、慕っている。本来それはあるべき姿だ。だが今の彼らにとっては、それは偽りの絆であり母が自分達を側に置いている、そして父から引き離しているその目的は、子供たちのためではない。自らの醜く弱い自尊心を守るため、子供たちを人質にとって自分の要求を承諾することを私に強要するためだ。私は子供たちのため、妻の暴力に屈することはできない。

だが、今すぐに事実を知ることが彼らにとって最も良いことなのか。それを考えてしまう。妻は繰り返し

『私にとって子供は一番大切なものではない。私は自分が一番大切だ。これは私の親にも、あなたの両親にも理解されないだろうが、かまわない。私は子供よりも自分が大切だ』

と言っていた。妻の振る舞いもそれを裏付けていた。だが私は常に子供のことを第一に考えていた。その証拠もある。

せめて私は、ここに息子へのメッセージを記そう。父だけは、君たちのことを何より大切に思っていたよ、今でもそれは変わってないよと。

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息子へ。これが父から君への最後のメッセージです。

大人は誰も、過去から現在に至る自らの行いに責任を負わねばなりません。その責任から逃げ出すことは許されません。

既に言った通り、君が何を信じても君の選択は支持します。君が自分の考えを変える必要はありません。でも、それは父が他の誰かを許すことではありません。今後父は然るべき場所で、大人が果たすべき責任を誰の目にも明らかな形で、客観的事実を示す情報をもって証明します。それは全て、君が今信じていること、今まで信じてきたことが事実に基くものか、そうでないかを、将来の君と君の妹が知ることができるよう、事実の全てを記録に残す為です。また、遠からず君に限らず誰もが、事実を証明する父の姿を見られる時が来ます。

ただ、今の君にとっては知りたくないことだろうから、今すぐにそれを知るべきだとは言いません。しかし、将来君が君自身の家族を持つにあたり、両親の間に過去何があったのか、その事実を知りたいと思ったとしても、それを伝えられる場所に父はいません。だから、これから父が残すものは父の形見だと思って下さい。勿論、それを一生目にすることなく過ごすことも君の自由です。君が、父が感じているのと同じ理不尽さを味わうことがなければ、それに越したことはありません。

父が気にかけているのは君と君の妹のことだけです。それなのに、何故父が君や君の妹と会えないのか、父からの手紙さえも君と君の妹の手に1通も届かない、それが誰の意思なのか、そしてそこに合理的な理由があるのか。その全てを、父は事実をもって明らかにします。

君の妹はともかく、君はすでに自分の意思で父に会うことができます。それでも今まで君が会いに来ていないということは、それが君の意思であろうと父は思います。それはとても残念なことだけれども、父は君の意思を尊重します。ただし、それ以外の大人のことは別です。父だけでなく、君や君の妹、父の親や姉などたくさんの人に大きな痛みを与えてまで、自分の欲求を満たそうとした人間が許されることがあってはなりません。
君の記憶の中に、父は暴力に屈する人ではなかった、自分が父に言われていたことを父は自分でも実践したという事実を残すことができれば、そして、君が「大人は自分の行いに責任を負わなければならないのだ」と思ってくれれば、それで充分です。

君の妹のことも頼みます。君の妹は君以上に何も知りません。ただ遊びに行ったら、それっきり家に帰れなくなったのです。君の知っている大人たちが同意の上で、その後全てを隠しているのです。父が何度も何度も会わせて欲しいと言っていることも。それは君の妹のためではなく、ある大人が自分の理不尽な要求を父に承諾させようとしているためです。その大人は、それが理不尽だと自分で分かっているから、君たちを父と会わせることそれ自体を人質として利用し続けています。君が望むなら、父はその事実を今すぐにでも証明できます。
父は自分が理不尽に屈する姿を君や君の妹に見せることはできません。それは父が君たちを裏切ることに等しいと思っています。でもそのために君の妹は寂しい思いをしています。一人ぼっちで家にいる時の君の妹の気持ちを理解し、君の妹が父のことについて何も言えない、何も聞けないその気持ちを、君が開放してあげて下さい。君が頑張って支え、守るのは、君の妹です。それは周りの大人が全てを隠し嘘で塗り固めることではありません。今この瞬間にも、君たち全員の生活を支えているのは父ただ一人です。父はもう少しだけ頑張れます。君は、君と君の妹を第一に考えて下さい。

最後に、君の未来も、君自身の手で掴み取ってください。応援しています。君の父だけは、これまでも、これからも、誰よりも、何よりも、自分自身よりも、君と君の妹のことを大事に思っています。二人とも元気で。ありがとう。